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オンボード(Onboard)

これは、マザーボードに機能が拡張ボードを使わずに、最初から備わっていることです。

例えば、グラフィック機能がマザーボードに備わっていればグラフィックボードを使わなくても画面に絵や文字を表示できますし、サウンド機能が備わっていればサウンドカードがなくても音が出せます。(現在の製品には、サウンド機能は標準装備です。)

よって、その分パソコンを安上がりに作ることが出来るので、メーカ製パソコンでこの様なオンボード機能のマザーボードが使われる事が多いです。

しかし、オンボードの機能は専門のグラフィックボードやサウンドカードに比べると劣るため、ゲームをやったりビデオを見たりなど、用途によってはオンボードの機能では不十分ということがあります。

その場合、普通にグラフィックボードなどを付ける事になりますが、そうするとオンボードの機能には意味がありません。(グラフィック機能には、並列処理できるものもありますので、一概には言えませんし、サウンド機能はかなり良くなっていますので、音質にこだわりがなければ、オンボードで十分でしょう。)

オンボードの場合は、グラフィックボードやサウンドカードの増設をすると、オンボードの機能を OFF にしなければならないものもありますので、注意が必要です。

マザーボードに、オンボード機能があった方が良いかどうかは、そのパソコンの用途によって違ってきます。

主な用途がビジネス用であり、それほど高いグラフィック機能などが必要ないなら、オンボード機能のグラフィックでも構わないでしょう。

しかし、3Dゲームをやりたいといった場合は、そのゲームが必要とする性能を持ったグラフィックボードを装備しなければいけません。