ファイルシステム(File System)
ハードディスクなどに保存されたファイルを、操作するために必要な管理を行うため、OSが持つ機能のこと。
ディスクフォーマットを行う時に出てくるファイルシステムは、ディスクファイルシステムのことで、ここではディスクファイルシステムについて説明しています。
ファイルの保存、ディレクトリの作成、それらの移動・削除などを、何も考えない状態で行うと、ディスク容量を無駄に使ったり、ファイルが保存されている場所に、新たなファイルを保存したり、ディレクトリを作成して上書きしてしまい、元のファイルを利用できなくなったりといった不具合が生じる可能性が高くなります。
このような不具合が起こっては、データを記憶させて置く目的を達成できないので、ファイルやディレクトリがどんな名前で、ディスク上のどこに保存されているか、空いている場所はどこか、といったようなことを管理する必要があります。
このような管理を行うための機能がファイルシステムで、OSごとに違うシステムを用いていますし、同じOSでも種類の違うファイルシステムを用いることができたりします。
WindowsではFAT、NTFS、Mac OSではHFS、Linuxではext2、ext3といったものがあります。
ファイルシステムによって、ファイルやディレクトリにつけられる名前の文字数や共有するときの機能などが違ってきますので、これらを考慮したうえで、ファイルシステムを選択することになります。